【2026年現地ルポ】変貌する地方の居場所——「万富公民館」が切り拓く多世代共有コミュニティと次世代防災の最前線
毎月第3日曜日に敷地内の広場で開催される「万富マルシェ」は、今や町外からも多くの人が訪れる人気イベントに成長した。地元の農家が丹精込めて育てた新鮮な採れたて野菜や、地域の食材を活用した加工品がずらりと並ぶ。
マルシェの狙いは単なる売買の場にとどまらない。生産者と消費者が直接言葉を交わすことで、食を通じた信頼関係が生まれる。さらに、売上の一部は地域のコミュニティ活動や子ども食堂の運営資金として還元される仕組みが構築されている。地域の中で人・モノ・資金が心地よく循環する持続可能なモデルが、ここから芽生えつつある。