「最初はグー」考案者は志村けん!全員集合の飲み会が生んだ誕生秘話
「最初はグー」が登場する前、日本のじゃんけんには全国共通の導入フレーズが存在しませんでした。地域や集団ごとに掛け声はバラバラで、極めて多様なローカルルールが存在していたのです。
- 関東圏:「じゃん・けん・ぽん」「ちっちっのち」
- 関西圏:「いん・じゃん・ほい」「いん・じゃん・で・ほい」
- 東北・九州など:地域特有のテンポや方言を交えた掛け声
異なる地域から集まった人同士がじゃんけんをすると、タイミングが合わずにやり直すことが日常茶飯事でした。志村けんさんが生み出した「最初はグー」は、「初手をグーで同期させてタイミングの不一致を解消する」という圧倒的な機能美を持っていたため、方言の壁を越えて急速に標準化されていきました。
言語学者や文化人類学者からも、一人のコメディアンが発信した言葉がこれほど短期間に国民全体の身体動作と言語習慣を変えた例は他にないとして、高く評価されています。