プロ絵師が教える!顔のバランスを劇的に整える黄金比率とアタリ術
長年愛される名作アニメーションには、顔のパーツ配置に対する並々ならぬこだわりが潜んでいる。『君の名は。』をはじめとする新海誠監督作品や、世界的な評価を誇るスタジオジブリの作品群を分析すると、キャラクターデザインにおける意図的な比率の調整が見えてくる。
例えば、親しみやすさを演出したい場合は目をやや低めに配置し、知的で大人びた印象を与えるには鼻と口の距離を締める。劇場アニメの作画現場では、記号化されたキャラクターでありながら、骨格のリアリティを感じさせる緻密な描き分けが徹底されている。観客の感情を揺さぶる表現の裏には、細部まで計算し尽くされたバランスの設計が存在するのだ。