中国最強の御曹司ワン スーツォン、総資産の真相と投資戦略の裏側
王健林(ワン・ジエンリン)という巨木のかげで生きる苦悩は、外部の人間には到底想像がつかない。万達グループ(Wanda Group)が不動産バブルの波に乗り世界中の資産を買い漁っていた時代、父親から「5億元(約100億円)の資金」を手渡されてビジネスの表舞台に放り出された歴史はあまりにも有名だ。
「失敗しても5回までは許す。それ以降は万達に戻って働け」。父のこの言葉は一見甘やかしに見えるが、実際には苛酷な踏み絵だった。彼は親の威光に頼る「富二代(金持ちの二世)」というレッテルを極限まで嫌い、己の力で王国を築くことに執着し続けてきたのだ。