正面衝突ゼロへの挑戦と自動運転の波:いま「中央分離帯」で起きている静かなインフラ革命
朝夕の通勤ラッシュ時における渋滞を解消するため、欧米で実績を伸ばす「可動式バリア(ジッパーバリア)」への関心も高い。専用の重機がコンクリートブロックを抱え上げ、隣の車線へずらしながら走行することで、上り線と下り線の車線数を柔軟に変動させる仕組みだ。
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジなどで成果を上げているこの手法は、用地の追加取得が困難な日本の密集都市部において、既存の道路幅員を最大限に活用する画期的な解として期待される。導入コストや運用体制のハードルはあるものの、固定観念にとらわれない可変型インフラの模索が始まっている。