爪の縦線は放置して大丈夫?加齢のサインと危険な病気の見分け方
爪の表面に浅い溝のような縞模様が現れる現象の多くは、「爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)」と呼ばれる生理的な変化だ。肌にシワができるのと同様、爪をつくる爪母(そうぼ)という組織の細胞分裂が加齢とともに緩やかになり、水分や油分の保持能力が低下することで生じる。加齢に伴う自然な現象であり、過度な心配は不要なケースが大半を占める。
しかし、線が深くなり爪先から垂直に割れてしまう爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)へ進行している場合は注意が必要だ。日本皮膚科学会に所属する皮膚科専門医らの指摘によれば、極度の乾燥や指先への物理的ストレス、あるいは洗剤等による手荒れが引き金となって爪の柔軟性が失われ、亀裂へ発展することがある。単なる見栄えの問題にとどまらず、痛みを伴ったり雑菌感染の入り口となったりすることもあるため、適切な保湿ケアが求められる。