昭和を揺るがした異才・魚住勉の光と影!名曲と秋吉久美子の真実
魚住の人生を語る上で避けて通れないのが、大女優・秋吉久美子との関係である。1979年に電撃結婚を発表した際、世間は時代のミューズと気鋭のクリエイターという異色カップルの誕生に沸き立った。
妥協を許さない孤高の女優・秋吉久美子と、言葉で大衆を操る魚住。研ぎ澄まされた感性を持つ二人の生活は、常にクリエイティブな刺激と激しい摩擦の連続だったという。互いの才能を深く認め合いながらも、表現者としての自我がぶつかり合う日々。後に二人は離婚と再婚、そして再びの別れを経験することになるが、魚住が書く詞の端々に宿る「女の業」や「切ない狂気」は、彼女という強烈な存在と対峙し続けた経験と無縁ではなかったはずだ。