昭和テレビのポロリ現象とは?黄金期を彩ったお茶の間の真実を解剖
しかし、こうした「何でもあり」の時代も、野放しのまま続いたわけではない。PTAをはじめとする保護者団体からの猛烈な抗議や、過激な演出に対する社会的な風当たりは年々強まっていった。日本民間放送連盟(民放連)による放送基準の見直しや自主規制が段階的に進められていく。
さらに2000年代に入ると、放送倫理・番組向上機構(BPO)の設立に伴い、過激な演出や性的な表現、視聴者を不快にさせるハプニング演出は一気に姿を消した。デジタル化が進み、コマ送りやSNSでの拡散が当たり前となった現代では、一度のハプニングが取り返しのつかない炎上リスクとなる。こうして、昭和のお茶の間を賑わせた演出は、メディア史の表舞台から静かに姿を消していった。