昭和レトロな文化住宅の劇的リノベ最新事情!空き家投資の真実
だが、手放しで賞賛できる話ばかりではない。国土交通省の最新統計が示す通り、国内に存在する旧耐震基準の木造集合住宅は、巨大地震に対する脆弱性という巨大な懸念を抱えている。とりわけ築40〜50年を超えた建物は、柱の腐朽やシロアリ被害、壁量の圧倒的不足といった構造的限界に直面しているのが実情だ。
火災時の延焼リスクも含め、都市防災の観点からは放置できない存在である。見た目をおしゃれに取り繕うだけの改修工事は危険極まりない。補強金物の追加や基礎の打ち増しなど、目に見えない躯体部分の強靭化を行わなければ、住人の命を脅かす刃になりかねないのだ。