昭和の熱気が残るきらく食堂!絶品看板グルメと混雑回避の裏技
席に着くなり、迷わず注文したのは常連の誰もが太鼓判を押す看板メニューの「特製カツ丼」だ。運ばれてきた丼の蓋を開けると、立ち上る湯気とともに黄金色の卵でとじられたカツが姿を現した。厚切りの豚肉は驚くほど柔らかく、衣には出汁の旨味がこれでもかと染み込んでいる。一口噛むごとに、甘辛い割り下と脂身の甘みが口いっぱいに広がり、白米をかきこむ手が止まらない。
だが、今回の独自取材で真に驚かされたのは、常連客の間で密かに囁かれていた「裏メニュー」の存在だ。厨房の店主に直接尋ねると、少し照れくさそうに「昔の常連が頼んできてから仕込むようになったんだよ」と、メニュー表の片隅にも載っていない「辛味噌モツ煮込み」を特別に出してくれた。
じっくりと数日間煮込まれた豚モツは、舌の上でとろけるような食感。ピリッとした自家製唐辛子味噌の刺激と、根菜の奥深い甘みが絶妙なコントラストを生み出している。これぞまさに知る人ぞ知る隠れ名物であり、一度口にすれば病みつきになること請け合いの逸品だった。