昭和流行語「恋のAbc」が令和で再浮上!最新心理学で読み解く謎
言葉の変遷は、社会における性教育のあり方の変化とも深く連動している。昭和の時代、「恋のABC」のような隠語が流行した裏には、学校や家庭で適切な性の知識が提供されていなかったという構造的課題があった。性の話題は「隠すもの」「自分たちで探るもの」とされ、歪んだ情報や友人同士の噂話が先行しがちだったのだ。
しかし現代では、包括的性教育の導入が進み、単なる解剖学的な知識だけでなく、心のケアや「性的同意(コンセント)」の重要性が強調されるようになった。かつてのように段階を「追う」こと自体を目的化するのではなく、お互いの感情や境界線を尊重することが前提とされる。隠語に頼らずとも、リスクや権利についてオープンに話し合える環境が整いつつあることは、この数十年における大きな社会的進歩と言えるだろう。