戦後81年目の8月15日、世代交代の波と揺れる世界情勢の中で迎えた「平和への誓い」の現在地
参列者の顔ぶれを見渡すと、高齢化の波は隠しようもない。戦没者の妻や兄弟姉妹の参列はすでに片手で数えるほどとなり、現在の参列者の大半は戦没者の子供や孫、さらにはひ孫の世代へと移行している。
厚生労働省の統計でも、参列遺族の平均年齢は年々上昇を続けており、移動の負担から会場への足を断念する高齢遺族が増加の一途をたどる。親の顔を知らずに育った戦没者の子供たちもすでに80代半ばに達しており、「生きた言葉で悲劇を語れる肉親」が失われつつある現実は、追悼のあり方に直接的な影を落としている。