齋藤飛鳥の現在地と次なる一手 独占取材で見えた女優の真髄とは
実写映画『映像研には手を出すな』で見せた、人並み外れた集中力を持つ主人公・浅草みどり役は、彼女のコメディエンヌとしての才能と憑依型の演技力を世に知らしめる契機となった。早口でオタク気質なキャラクターを身体全体で演じ切り、それまでのクールなパブリックイメージを軽やかに打ち破ってみせた。
その挑戦は、本格サスペンスドラマおよび映画『マイホームヒーロー』での鳥栖零花役へと繋がっていく。暴力と理不尽に巻き込まれる日常の中で、家族の秘密に直面する娘の揺れ動く心理を繊細かつリアルに体現。サスペンス特有の緊迫感に呑まれることなく、等身大のリアリティを作品にもたらした彼女の佇まいは、目の肥えた映画ファンからも絶賛を浴びた。