ザ・スパイダース伝説メンバーの現在と音楽界を揺るがした全真相

ザ・スパイダース伝説メンバーの現在と音楽界を揺るがした全真相に関する注目トピックをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

ザ・スパイダースという稀代のコレクティブを構成したのは、あまりにも個性豊かな7人の男たちだ。リーダーの田邊昭知(ドラムス)、フロントで軽妙な掛け合いを演じた堺正章(ボーカル)と井上順(ボーカル・タンバリン)、音楽的ブレインを務めたかまやつひろし(ボーカル・リズムギター)、卓越した演奏力で屋台骨を支えた井上堯之(リードギター)、大野克夫(オルガン・スチールギター)、そして加藤充(ベース)。この顔ぶれがひとつのステージに立っていたこと自体、今振り返れば奇跡に近い。

時は流れ、ムッシュの愛称で親しまれたかまやつひろしが2017年に、名ギタリストの井上堯之が2018年に惜しまれつつ世を去った。だが、遺されたメンバーたちの生命力は今も衰えていない。堺正章と井上順は熟練のエンターテイナーとしてステージやメディアで圧倒的な存在感を放ち、大野克夫は作曲界の生ける伝説としてリスペクトを集め続ける。また、バンド最年長として寡黙にベースを弾き続けた「カッポ」こと加藤充も、音楽への情熱を静かに保ち続けている。

彼らの結成裏話には、当時の日本が生々しく宿る。1961年、ジャズ喫茶や米軍キャンプのステージで腕を磨いていた田邊昭知を中心に結成されたスパイダースは、海外の最新ビートを誰よりも早く体感していた。1966年には単身ヨーロッパツアーを敢行。ロンドンのクラブで本場のモッズたちを熱狂させ、現地でレコーディングを敢行するなど、ビートルズ来日以前からすでに世界基準のビートを鳴らしていたのだ。

関連記事