雲の描き方決定版!アナログ画材でリアルな立体感を出すプロの極意
雲を手描きする際、真っ白な絵の具で輪郭をなぞるだけでは、紙の上に貼り付いたような不自然な仕上がりになりがちです。リアルな雲を描く第一歩は、雲を平らな板ではなく「複数の球体が集まった立体的な塊(マッス)」として把握することにあります。
太陽光が降り注ぐ上部には強いハイライトが乗り、太陽と反対側になる下部や窪みには陰影が落ちます。ここで決定的な差を生むのが「影色に何色を使うか」という点です。初心者は影に黒や灰色を選びがちですが、これを使うと画面全体が一気に濁ってしまいます。
現実の雲の影には、大気の青空が反射した淡いブルーやパープル、地上からの照り返しが複雑に混ざり合っています。日中の青空であれば、影にセルリアンブルーやコバルトブルーにわずかな赤みを足したニュアンスカラーを置くことで、空の透明感を損なわずに自然な奥行きと重量感を表現できます。