伝説のリーゼントから渋みの銀髪へ。なぜ「矢沢永吉の髪型」は2026年も男たちの究極の憧れであり続けるのか
矢沢永吉のライブを体感した者なら誰もが息をのむ。2時間以上に及ぶ激しいシャウト、ステージ上を駆け巡るパフォーマンス、吹き出す汗。それでもなお、彼の髪型が崩れ去ることはない。あの脅威のキープ力は、一体どのような手はずで作られているのか。
その真髄は、スタイリング剤を付ける前段階の「ドライヤーによるベースメイキング」にある。濡れた髪を根元から強力に立ち上げ、温風で形を作り、冷風でしっかり固定する。この「骨組み」が完成した上で、水性ポマードと油性グリースを独自のバランスでブレンドして使用する。表面だけに塗りつけるのではなく、毛根近くから髪全体へ均一に馴染ませることで、どれほど激しく動いても即座に元の位置へと戻る強固なシルエットが完成するのだ。