2021年テレビドラマの最高傑作は?視聴率と配信で迫る名作の真相
2021年は、テレビドラマにおける「会話劇」と「構造の美しさ」が極限まで追求された年でもあります。その双璧をなすのが、カンテレ・フジテレビ系の『大豆田とわ子と三人の元夫』と、NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』です。
脚本家・坂元裕二が手掛けた『大豆田とわ子と三人の元夫』は、松たか子演じる主人公と、松田龍平、角田晃広、岡田将生が演じる3人の元夫たちが織りなすビターで愛おしい日常劇。視聴率という数字面では苦戦したものの、大豆田とわ子と三人の元夫評判はカルチャー層を中心に爆発的な支持を集め、第59回ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞をはじめとする名だたる賞を総なめにしました。
一方、朝ドラの歴史を大きく塗り替えたのが、藤本有紀脚本による『カムカムエヴリバディ』です。上白石萌音、深津絵里、川栄李奈の3人がヒロインを務め、ラジオ英語講座を軸に昭和・平成・令和の100年間をリレー形式で描くという前代未聞の構成が話題に。カムカムエヴリバディ見どころである巧妙に張り巡らされた伏線が次々と回収されていく終盤の展開は、朝ドラファンの間で「奇跡の構成力」と称賛されました。