「エコーズ イン レイン」徹底解剖!エンヤが放つ至高の響き
エンヤのサウンドを創り出すのは、彼女ひとりではない。プロデューサーのニッキー・ライアン、そして作詞を手がけるローマ・ライアンという「黄金の3人組」の存在が不可欠だ。ダブリン郊外にあるスタジオで行われた取材において、彼らは楽曲制作の舞台裏について次のように語っている。
「この曲では、雨が止み、新しい日が始まる瞬間の喜びを表現したかった」とローマ・ライアンは振り返る。また、スタジオでの音作りに一切の妥協を許さないニッキー・ライアンは、「彼女の声だけで数百ものトラックを重ね合わせた。デジタル技術が進化しても、人間の声が持つエモーションの重なりこそが最大の楽器だ」と強調する。エンヤ自身も、自らの声を楽器として重ねていく過程を「まるでキャンバスに色彩を何度も塗っていく作業」と表現。長年培われた3人の強い信頼関係こそが、神聖なサウンドを生み出す源泉なのだ。