映画ロケと裏グルメで激変!豊橋の最新再開発と聖地巡礼の今
地方都市におけるロケーション誘致の戦局は急激に変容している。単に美しい風景を提供するだけの時代は終わった。その激戦区で群を抜く存在感を示すのが愛知県豊橋市だ。立役者は、地域ボランティアと行政が緻密に連携する「ほの国東三河ロケ応援団」と、撮影許可のワンストップ化を迅速に推し進める豊橋市役所の機動力にある。
かつて社会現象となったTBS日曜劇場『陸王』の重厚なロケや、美しい海岸美が強い印象を残した連続テレビ小説『エール』の時代から、制作現場からの信頼は着実に蓄積されてきた。しかし、現在の潮流は日本のテレビドラマという枠組みを大きく超え出ている。人間模様を濃密に描くヒューマンドラマのロケ地を求める海外プロダクションの視線と合致し、NetflixやHBOといったグローバル動画配信巨頭の大型プロジェクトが相次いでこの地をロケ地に指定しているのだ。
いまや観光・ロケーション誘致産業は、単なる一過性のイベント支援ではない。都市のブランディングと地域経済を牽引する強靭なエンジンの役割を果たしている。地元の文化発信を支える女優・松井玲奈氏をはじめ、ゆかりのある表現者たちが愛着を語る豊橋の街並みは、画面の向こう側にいる世界中の視聴者を魅了し続けている。