映画『アイアムアヒーロー』結末ネタバレ!原作との違いと感染の真相解説

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物語のクライマックス舞台となるのは、富士山麓に位置するショッピングモール「富士御殿場アウトレット」だ。標高が高い場所なら感染を免れるという噂を信じて逃げ延びた生存者グループが集うこの場所は、一見安全な避難所に見えたが、人間同士の醜い権力争いと内紛によって脆くも崩壊する。

モール屋上を支配していた狂暴な生存者集団に対し、主人公の鈴木英雄はクレー射撃用の散弾銃(ショットガン)を手に立ち上がる。これまで自分の意志を主張できず、社会の底辺で怯えて生きてきた英雄が、傷ついたヒロインの早狩比呂美や元看護師の薮(小田つぐみ)を守るために覚悟を決める瞬間だ。

地下駐車場で待ち受けていたのは、無数のZJN(ゾルビ)による地獄絵図。英雄はクレー射撃の知識と精密な射撃技術を駆使し、襲い来る感染者たちの頭部を的確にぶち抜いていく。撃ち尽くした弾薬は96発。絶望的な群れをたった一人で壊滅させた英雄は、満身創痍の状態で比呂美と薮を車に乗せ、血の海と化したモールからの脱出に成功する。

映画のラスト、夕暮れ時の車内で薮から「名前は何て言うの?」と問われた主人公は、力強い眼差しで「鈴木英雄……ただの英雄(ヒーロー)です」と答える。どこへ向かえばいいのかもわからない荒廃した世界のなか、車はただ静かに走り去っていく。どこか切なくも、男が一人の「ヒーロー」へと覚醒した瞬間を鮮烈に刻み込んで物語は幕を閉じる。

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