異国情緒溢れるイタリア館!門外不出の至宝と写真映え庭園の秘密
近隣に佇むプラトン装飾美術館と同様、この地が育んできた美の系譜は極めて豊潤だ。とりわけ目を引くのは、随所に散りばめられた西洋アンティーク・バロック建築の意匠である。
ダイナミックな曲線を描くマントルピース、贅を尽くした金箔のコーニス、そして18世紀から19世紀の職人が手作業で彫り込んだ重厚なウォールナットのキャビネット。これらは単なる調度品ではなく、建築空間と不可分に結びついたひとつの芸術品として鎮座している。均整美を重んじるルネサンスの秩序感と、劇的な感情表現を好むバロックの情熱。対極にある二つの美意識が、ひとつの邸宅の中で絶妙な緊張感を保ちながら共存している。