塩で蕁麻疹や浮腫?塩アレルギーの正体と意外な原因を徹底解説
第二の要因は、高濃度の塩分がもたらす物理的・化学的ストレスだ。高濃度の塩分が皮膚や粘膜に付着すると、強い浸透圧の落差が生じる。この細胞レベルの物理刺激によって、免疫抗体の介在なしに肥満細胞からヒスタミンが直接放出される現象が確認されている。これが、免疫介在型ではない仮性アレルゲンとしての反応メカニズムである。
また、塩分の強い汗が皮膚表面にとどまることで生じる接触皮膚炎や、汗を契機に発症するコリン性蕁麻疹を塩のアレルギーと誤認する事例も非常に多い。皮膚のバリア機能が低下している状態では、塩分による強い刺激そのものが赤みや激しい痒みを誘発する。身体は抗体反応ではなく、高浸透圧という外的な過剰刺激に対して緊急アラートを鳴らしている状態と言える。