燕三条背脂ラーメン元祖「杭州飯店」攻略!極太麺と巨大餃子の秘密
この特異なラーメンの原点は、昭和初期に遡る。中国浙江省出身の徐昌鉉氏が屋台からスタートさせた「福来亭」こそが、すべての始まりだった。燕市は古くから洋食器や金物工場の街として栄え、昼夜を問わず働く職人たちが多く暮らしていた。過酷な労働に耐えうるスタミナ源として、塩分濃めの濃口醤油スープと、冷めにくい油膜を作るための豚背脂が採り入れられたのだ。
さらに、工場への出前で麺が伸びてしまわないよう、うどんのように太い自家製極太麺が考案された。汗を流す職人たちの要望に応え続けた改良の積層が、現在の燕三条背脂ラーメンという唯一無二のジャンルを確立させた。福来亭の味を正統継承し、今の場所で独立・発展を遂げた杭州飯店は、まさにラーメン業界の歴史に燦然と輝く金字塔だ。