ヤマアラシは針を飛ばすのか?都市伝説を解き明かす最新科学の真実
分類学上、彼らはネズミやリスと同じ齧歯目に属する。見た目の愛らしさや大人しい普段の歩みからは想像もつかないが、その防衛機構の完成度は陸上哺乳類の中でも随一と言っていい。危険を察知した瞬間、全身の毛を起こして体を一回り大きく見せつける。
さらに、尾の末端にある中空の管状になった棘を激しく振動させ、「ガラガラ」というすさまじいラトル音を全方位に響かせる。音による警告を無視して踏み込んできた不法侵入者に対しては、間髪入れずに後退しながら自らの身体を強烈なスパイクボールとして打ち付けるのだ。百戦錬磨の百獣の王であっても、一度この刺撃を受ければ口内や顔面に刺さった棘を取り除くことができず、最終的に餓死に至ることすらある。