熊本の絶品焼き鳥!幻の地鶏と地元通が隠す予約困難店を徹底取材
熊本の夜を語る上で欠かせない主役、それが「天草大王」だ。大正時代に一度途絶えた伝説の超大型地鶏だが、熊本県農林水産開発センターの手で奇跡的な復元を遂げた。翼を広げれば90センチメートルにも及ぶ巨躯。その肉質は筋肉質で引き締まり、歯を押し返すような弾力と濃密な肉汁をあわせ持つ。
熊本市内に店を構える熟練の焼き鳥職人は、この稀少な大鶏を部位ごとに切り分け、ミリ単位の精度で串を打つ。モモ肉の皮目は炭火の直火でパリッと焼き上げ、内側には旨味を凝縮させた脂を閉じ臨む。胸肉やササミには繊細に遠赤外線を通し、驚くほど柔らかく水分を保たせる。居酒屋の定番メニューという既成概念を覆す、圧倒的なポテンシャルがそこにある。