新宿焼き鳥の最高峰はどこか?予約困難店から路地裏の隠れ家まで
かつて仕事帰りの気軽な一杯の供であった焼き鳥は、今や世界が羨望するガストロノミーへと進化した。その潮流の先駆者として知られるのが「鳥しき」の池川義輝氏だ。近火の強火で素材の旨味を極限まで引き出す同氏の哲学は、多くの後進に多大な影響を与え、焼き鳥を世界のファインダイニングと同じ地平へと引き上げた。
現在では「ミシュランガイド東京」で星を獲得する焼き鳥店が珍しくなくなり、「食べログ」の百名店やアワードでも高いスコアを叩き出す店が続出している。しかし、デジタルの星の数だけが真価を表しているわけではない。新宿のカウンターに腰を据え、職人の研ぎ澄まされた集中力と串から立ち上る蒸気を感じ取ること。評価の数字を剥ぎ取った先にある純粋な旨さこそが、食べ手の心を強く揺さぶる。