夏目雅子と田中好子の光と影を背負った小達一雄の実像と家族の真実
実業の世界に身を置きながらも、常に時代の熱狂と隣り合わせに生きてきた小達一雄。彼が背負った運命の重みは計り知れない。実妹である夏目雅子が27歳の若さで白血病により急逝した際、絶望の淵に立たされながらも家族をまとめ上げ、医療支援への道を切り拓いたのは彼だった。
そして後に人生を共にすることとなった田中好子もまた、乳がんという過酷な試練に直面する。約19年におよぶ闘病生活を影で支え続けた小達の存在は、彼女にとって最大の心の拠り所であった。芸能界の第一線で輝き続けた二人の女性が、なぜ彼を深く信頼し、人生の最期までその手を握り続けたのか。そこには、どんな苦境にあっても取り乱さず、相手の尊厳を守り抜くという確固たる人間性があったからに他ならない。