人身事故ゼロへ挑む!劇的進化を遂げた新型ホームドアの舞台裏
都市部の巨大ネットワークを預かる事業者も、それぞれ独自の戦略で難所を攻略している。東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、山手線や京浜東北線などの主要幹線での整備を完了させた後、首都圏の近郊路線や地方中核駅へとスマートタイプの導入を一気に拡大した。終電から始発までのわずか2時間半という限られた深夜作業枠の中で、事前にユニット化された部材を一晩で据え付ける驚異的な施工技術がそれを支えている。
一方、過密運行と複雑な直通運転が交差する東京地下鉄株式会社(東京メトロ)では、千代田線や東西線など異なる鉄道会社からの乗り入れ車両が混在する難所が多い。車種ごとのドア位置や編成両数の違いを克服するため、車種別制御システムや大開口型のドアを巧みに組み合わせ、全路線での設置率100%に向けて着実に歩みを進めている。