無表情の革命児Wink。ヒットの裏側と二人の知られざる現在
1989年、Winkの爆発的なブームは頂点へと達する。代表曲『寂しい熱帯魚』の社会現象化だ。サビで手を交互にかざす印象的な振付と、切なくキャッチーなメロディラインは、老若男女を問わず日本中を虜にした。
この楽曲の大ヒットにより、彼女たちは同年の第31回日本レコード大賞を受賞。クリエイター陣とアーティストの美学が奇跡的な融合を果たし、名実ともに歌謡界の頂点に立った瞬間だった。無機質なアンドロイドのような美しさと儚い歌詞世界は、平成への改元という時代の節目に強烈な記憶として刻み込まれた。