隈研吾建築と光が織りなす奇跡!富山ガラス美術館の魅力と歩き方
なぜ、富山でガラスなのか。その問いの答えは、江戸時代から続く「くすりの富山」の歴史にある。かつて薬を入れるためのガラス瓶製造が盛んだったこの街は、30年以上前から「ガラスの街とやま」を掲げ、作家の育成や工房の整備に力を注いできた。その集大成として誕生したのが富山市ガラス美術館である。
今やこの場所は、単なる工芸の枠を超え、世界水準のクリエイティビティを発信する拠点となった。北陸エリア全体の観光業においても、従来の温泉やグルメに留まらない「高付加価値な文化観光」の核として機能している。国内外から訪れる感度の高い旅行者が街中を巡り、地元のクラフトや食文化へと回遊する流れが確実に定着しつつある。