未解決事件の闇を暴く!警察庁の極秘資料と独占取材で見えた真実
時代が昭和から平成へと移り変わる1980年代末、日本中を極度の不安と戦慄に包んだのが幼女連続誘拐殺人事件の犯人、宮崎勤の存在だった。一連の惨劇は、犯罪の性質がそれまでの「金銭や怨恨」から「個人的な歪んだ欲望と妄想」へと質的に変化したことを白日の下に晒した。
捜査陣を困惑させたのは、犯人が残した不気味な犯行声明文や遺骨の郵送といった異常行動だけではない。宮崎の部屋に積み上げられた膨大なビデオテープの山は、オタク文化やサブカルチャーに対する過剰な社会的偏見を生む一方で、心理分析やプロファイリングといった新たな捜査アプローチの必要性を警察組織に痛感させた。犯罪が個人の内面や孤立した環境から芽生える時代へ。この事件は、都市化と核家族化が進む現代社会の死角を突いた残酷な告発状であった。