万座高原ホテル名物石庭露天風呂の混浴実態と極上4源泉を現地取材
名湯を静寂の中で満喫したいのであれば、時間帯ごとの人の動きを綿密に把握しておく必要がある。日帰り入浴の利用客が退出する18時以降、石庭露天風呂は宿泊客だけの特権的な空間へと一変する。夕食の第1部が始まる17時30分から19時前後は、湯船から一気に人が引き、広大な露天風呂をほぼ独占できる最大のチャンスだ。
もう一つの極上ルートは、夜明け直後の早朝5時30分から7時頃である。標高1,800メートルの山あいに朝霧が立ちこめ、薄紫色の空が次第に白んでいく瞬間、冷涼な大気と熱い湯煙が織りなす情景は神々しさすら漂う。気温が氷点下に達する季節でも、高濃度の硫黄成分が体を芯から温め、湯冷めを防いでくれる。昼間の賑わいからは想像もつかない、静謐な自然との一体感を味わうにはこの時間をおいて他にない。