3万分の1の奇跡!ミケのオスに数千万円の価値がつく科学的理由
日本人の記憶に深く刻まれているミケのオスといえば、初代南極観測船「宗谷」に乗り込んだ看板猫「タケシ」をおいて他にない。1956年、第1次南極地域観測隊とともに出航したタケシは、荒れ狂う暴風圏を越えて過酷な昭和基地での越冬生活を隊員たちと共に過ごした。
古来、日本の船乗りたちの間では「三毛猫のオスを船に乗せると海難事故に遭わない」「天候を予知する」という強い信仰が存在した。タケシの乗船もそうした航海安全の願掛けが出発点だった。極寒の昭和基地で隊員たちに寄り添い、精神的な支柱となったタケシの姿は、現在もNHKオンデマンドなどで視聴できる当時のアーカイブ映像やドキュメンタリーを通じて確認することができる。厳しい自然に立ち向かう男たちにとって、その奇跡の毛並みは暗闇を照らす確かな希望の光だった。