第一三共の株価が2026年に魅せる底力:新薬パイプラインの開花と市場が織り込む「次なる飛躍」
もちろん、バラ色のシナリオばかりではない。株価の持続的上昇を見極める上で、中長期の懸念材料から目を背けることはできない。
最大の課題は、将来的な特許切れ(クリフ)と後発品・バイオシミラーの参入リスクだ。エンハーツの主要特許が期限を迎える2030年代以降を見据え、同社がどのような次世代技術を立ち上げられるかが問われている。また、海外メガファーマによる競合ADCの開発スピードも極めて速く、臨床試験での優越性を維持し続けられるかどうかが、常に厳しい査定に晒されている。