ウインカーを出さぬ悪習?岡山ルールの危険な実態と罰則リスク
交通違反としてのペナルティだけでなく、金銭的な実害という観点からも岡山ルールは極めてリスキーだ。自動車・損害保険業界において、交差点事故や追突事故におけるウインカーの有無は、過失割合(責任の度合い)を決定づける決定的なファクターとなる。
通常の車線変更や追突事故であれば、後続車の過失が大きく問われるケースであっても、先行車が合図を出していなかったことがドライブレコーダーなどで立証されれば、合図不履行側に10〜20%、場合によってはそれ以上の過失が上乗せされる。つまり、相手が100%悪いと主張したい場面であっても、合図を出していなかったばかりに被害者側が多額の自己負担を強いられる事態が頻発しているのだ。
岡山県警が公開する事故統計データを紐解くと、車両相互事故の多くが交差点付近および進路変更時に発生していることが明白である。「合図を出さなくても察知してくれるはず」という甘い期待は、保険査定の冷徹な現実の前には一切通用しない。自らの資産と社会的信用を守るためにも、ウインカーの確実な操作は不可欠な防衛策といえる。