脱・東京一極集中が加速する2026年、人口700人の山村に起きている静かな革命。水と森に守られた隠れ里が、現代人の「本当の豊かさ」を問い直す
新庄村を語る上で欠かせないのが、特産のもち米「ひめのもち」だ。冷涼な気候と豊かな山からの雪解け水で育つこの米は、圧倒的な腰の強さと豊かな甘みで高い評価を得てきた。
2026年現在、村の若手農家グループは有機栽培とカーボンニュートラル農法への移行を本格化させている。環境負荷を極限まで抑えた「新庄ブランド」の価値は国内にとどまらず、欧米のアジアン・プレミアムマーケットからも引き合いが絶えない。伝統の味を守りつつ、時代の環境要請に応える農作物のあり方がここにある。