筒井康隆の伝説が覚醒!映画『O Yo Yo』独占スクープと全貌
半世紀近く前に筒井康隆が生み出した「オヨヨ」という存在は、当時の読者に笑いと同時に強烈な居心地の悪さを突きつけた。言語感覚の解体、権力構造のパロディ、常識の転倒。その根底に流れるアナーキズムは、フェイクニュースやアルゴリズムに翻弄される現代社会において、むしろ不気味なほどのリアリティを放つ。
原作のオヨヨ大統領シリーズが持っていたスラップスティックな破壊力は、本作においてより洗練されたブラックユーモアへとアップデートされた。原作者である筒井氏自身も初期プロットの段階で目を通し、「ここまで悪意と知性を徹底するなら文句はない」と快諾したとされる。時代がようやく、筒井康隆の先見性に追いついたのだ。