天皇陛下の葉山御用邸ご静養|ご一家の海岸散策と歴史の絆を追う
葉山御用邸の歴史は、明治27年(1894年)に遡ります。嘉仁親王(のちの大正天皇)のご静養のために建てられたのが始まりで、温暖な気候と風光明媚な景観から、皇室の別荘地として重要な位置を占めてきました。
昭和天皇はこの葉山の海でライフワークであった海洋生物の研究に熱心に取り組まれ、数多くの新種を発見されたことでも有名です。当時の御用邸付属邸跡地は、昭和天皇の即位60年を記念して整備され、現在は「葉山しおさい公園」として一般に親しまれています。
公園内にある「葉山しおさい博物館」では、昭和天皇が採取された相模湾の海洋生物標本などが展示されており、皇室と葉山の海の結びつきを肌で感じられる貴重な文化拠点となっています。御用邸と町が一体となって培ってきた歴史は、今も色褪せることなく継承されています。