天才漫才師りあるキッズ解散の深層と波乱を超えた二人の現在地
りあるキッズの伝説を語る上で欠かせないのが、2003年の「M-1グランプリ」だ。当時、結成5年目・現役高校生(18歳)にして決勝進出を果たした。この史上最年少記録は、日本のお笑い界の歴史に深く刻まれている。
全国放送の生中継、異様な緊張感が張り詰める決勝の舞台。大人たちに混ざり、堂々たるしゃべくり漫才を叩きつけた二人の姿に、全国の視聴者は驚愕した。将来を嘱望され、東京進出の噂も飛び交う。頂点はすぐそこにあるかに見えた。
しかし、神童という看板は重すぎた。成長とともに「子どもなのに上手い」というアドバンテージは薄れ、純粋な大人の芸人としての腕前を試されるフェーズへ突入する。時代の流行がコントやバラエティのひな壇へとシフトする中、本格派しゃべくり漫才にこだわる二人は、次第に焦りとジレンマを抱えていくこととなった。