Super Eight横山裕と弟・充さんの知られざる「絆」と現在――極貧生活と記憶障害を乗り越えた兄弟の軌跡
弟の記憶が混乱している状況を目の当たりにし、横山は決意を固めた。「俺がこの子たちを守らなきゃいけない」。多忙を極めるアイドル活動の合間を縫っては弟のもとへ通い、優しく声をかけ、ともに過ごす時間を作った。
周囲が諦めそうになる中でも、横山は焦らず、ただひたすら弟の回復を信じて寄り添い続けた。そしてある日、充さんの口から「お兄ちゃん」という言葉が戻ってきた瞬間、横山は崩れ落ちるように涙を流したという。失われた記憶を呼び戻したのは、医療や薬だけではない。兄が注ぎ続けた圧倒的な無償の愛と、絶対に手放さないという強い執念だった。