ソニーDsc-Wx500はなぜ今も大人気?30倍ズームと中古相場の真価
これほどの実用性を持ちながら、なぜ店頭から姿を消したのでしょうか。DSC-WX500の生産終了理由には、業界全体の構造変化が深く関係しています。
世界的な半導体・電子部品の供給難に加え、デジタルカメラ市場全体の潮流が「1インチ以上の大型センサーを搭載した高級コンパクト」や「レンズ交換式ミラーレス一眼」、「動画特化型のVlogカメラ(ZVシリーズ)」へとシフトしたことが決定打となりました。手頃な価格帯の小型高倍率コンデジは採算性の観点からラインナップの縮小を余儀なくされたのです。
気になるDSC-WX500の後継機事情ですが、上位モデルとして4K動画撮影やファインダーを備えた「DSC-WX800」「DSC-HX90V」などが展開されたものの、現在ではこのポケットサイズ×光学30倍ズームというコンセプトを受け継ぐ完全な新型機は市場に供給されていません。この「替えの利かない唯一無二のポジション」こそが、旧モデルとなった今も需要が集中し続ける根本的な理由です。