松方弘樹の死因・脳リンパ腫の真相|壮絶な最期と遺された名作

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病室での生活はおよそ1年近くに及んだ。かつて頑丈無比を誇った肉体は抗がん剤治療の過酷さに耐え忍び、体重も大きく減少していたが、松方弘樹は弱音を吐くことを決して許さなかった。病室に見舞いに訪れたわずかな関係者に対しても、常に笑顔を見せようと努めていたというエピソードは、彼の徹底したプロフェッショナリズムを物語る。

最期の瞬間、病室には近しい家族が集い、静かにその時を待った。2017年1月21日、74歳で永眠。壮絶な闘病の末の旅立ちだったが、その死に顔は苦痛から解き放たれ、どこまでも穏やかだったと伝えられている。

訃報を受けた盟友・梅宮辰夫は、テレビカメラの前で大粒の涙を流し言葉を詰まらせた。「辰っちゃん」「弘樹」と呼び合い、公私にわたって半世紀以上を共に歩んだ兄弟分を失った喪失感は計り知れなかった。梅宮が見せた涙は、昭和という激動の映画黄金期を共に走り抜けた戦友への、何よりの鎮魂歌であった。

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