映画『未来のミライ』声優陣の奇跡的タッグを再検証|上白石萌歌から福山雅治まで、2026年に響く「生の息遣い」と真の評価
子育てに苦心し、時に空回りしながらも成長していく父親と母親。この等身大の夫婦を演じたのが、星野源と麻生久美子である。
星野源演じる父親は、家事や育児に不慣れで少し頼りないが、どこか憎めない愛嬌を持つ。建築家としての仕事と家庭のバランスに悩む声を、星野は自然体かつ繊細に演じた。一方、麻生久美子演じる母親は、仕事復帰の焦りやイライラを抱えつつも、我が子への深い愛情をのぞかせる。2人が交わす何気ない日常の会話シーンには、スクリプトの文字を超えた「本物の夫婦の距離感」が漂っており、多くの観客が共感の吐息を漏らしたのも納得のクオリティだ。