誰もが夢中になった広末涼子!90年代を揺るがした社会現象の真実
女優としてのステップアップも目覚ましかった。1997年夏の月9ドラマ『ビーチボーイズ』では、民宿の看板娘・真琴役を好演。反町隆史や竹野内豊といったトップスターに囲まれながらも、思春期特有の揺れ動く心を繊細に演じ切り、青春ドラマの金字塔に欠かせない存在感を放った。
さらに1999年、降旗康男監督の映画『鉄道員(ぽっぽや)』で名優・高倉健と共演。雪深い駅に降り立つミステリアスで無垢な少女を見事に演じ、第23回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞する。ポップアイコンから本格派女優へと脱皮を遂げた瞬間だった。スクリーンに映し出された彼女の瞳の輝きは、今見返しても息を呑むほどの気迫に満ちている。