時任三郎の現在と知られざる真相!伝説的名作の舞台裏と家族の絆
テレビの世界だけでなく、日本映画界の金字塔となった東宝配給の映画『海猿』シリーズでも、時任は欠かせない屋台骨だった。海上保安庁の潜水士たちを率いる隊長・下川嵓役。命を懸けた極限状態のレスキュー現場で、冷静沈着に部下を信じ、時に非情な決断を下さなければならないリーダーの苦悩を体現した。
スクリーンに映る時任の背中には、言葉以上の説得力があった。若いキャスト陣を束ねる兄貴分として、現場全体に安心感をもたらしていたというエピソードは有名だ。東宝が誇る大ヒットエンターテインメント大作において、過度な誇張を排した彼の重厚なリアリズムが、作品全体のトーンを一段引き上げていた。