石橋蓮司の若い頃が超絶イケメン!アングラ演劇と妻・緑魔子の軌跡
1960年代後半から70年代にかけて吹き荒れたアングラ演劇の旋風。石橋蓮司はその中心地で、時代の熱気と泥を全身に浴びながら表現の極限を切り拓いていった。既成の商業演劇に反旗を翻し、テントや地下空間で繰り広げられた前衛劇は、若者たちの熱狂的な支持を集める。その混沌のなかで結成されたのが、伝説の演劇ユニット「劇団第七病棟」だった。
唐十郎や別役実といった気鋭の劇作家たちと切り結びながら、石橋は演劇界のカリスマへと駆け上がっていく。そしてこの激動期を語る上で欠かせないのが、女優・緑魔子の存在だ。妖艶な魅力と圧倒的な存在感でカルト的な人気を誇っていた彼女との出会いは、石橋の人生と表現活動を決定づけた。
二人は公私にわたるパートナーとして深く結びつき、互いの芸術的感性を刺激し合う。アングラ演劇の過激な舞台空間で、互いの魂をぶつけ合うような芝居を繰り広げた日々。生活と芝居の境界線すら曖昧になるほどの濃密な時間は、石橋蓮司という役者の骨格を強靭に鍛え上げたのだった。