砂かぶりの怪人たち!国技館をざわつかせる大物有名人と裏事情
ピンと張り詰めた静寂を破り、力士が土俵下へ吹っ飛ぶ。そのすぐ目の前で、身じろぎもせず凛とした着物姿で視線を送るデヴィ・スカルノの姿を覚えているファンも多いはずだ。砂かぶり席は、どれほど大金を積んでも一般のプレイガイドでは購入できない。日本相撲協会を支える「維持員」と呼ばれるタニマチや後援会関係者、長年の功労者にのみ割り振られる特別な聖域だからだ。
近年では、世界的ミュージシャンやIT長者、さらには海外の映画スターがお忍びで両国国技館に姿を現すケースが急増している。関係者の証言によれば、席の手配には角界の重鎮や大物親方との個人的な太いパイプが不可欠だという。ただ観戦するだけではない。誰のルートで、どの位置に座っているか――それ自体がステータスシンボルであり、政財界や芸能界の力関係を映し出す鏡なのだ。