さくらももこの素顔と幻の顔写真!なぜメディア露出を拒んだのか
少女漫画の枠を軽々と飛び越え、カルチャーの象徴となった『ちびまる子ちゃん』。フジテレビジョン系列での放送と日本アニメーションの手掛ける温かな作画は、日曜の茶の間に欠かせない風景として定着した。しかし、彼女の創作意欲はそこに留まらない。
ナンセンス文学の極致とも評される『コジコジ』では、生きることの不条理と自由への讃歌を、愛らしいキャラクターたちの哲学的な対話に乗せて放った。「遊んで食べて寝てるだけ、なんで悪いの?」というセリフに象徴される純真無垢な世界観は、現実社会のしがらみから解き放たれた作者自身の純粋な精神の投影にほかならない。絵柄の可愛らしさの奥底に秘められた研ぎ澄まされた洞察力こそが、作者の真の肖像画であった。