「サブカル」の正体とは?オタク文化との違いとメイン化の真相
日本のサブカルチャーのルーツを辿ると、1960年代から70年代に花開いたカウンターカルチャーに行き着く。主流社会の規範に対する異議申し立てであり、若者たちの鬱屈したエネルギーの噴出口だった。
演劇界では寺山修司が率いた「天井桟敷」をはじめとするアングラ演劇が熱狂を生み、既存の劇場空間を解体した。一方、漫画の世界では青林堂が刊行した『月刊漫画ガロ』が異彩を放つ。白土三平やつげ義春らが描いた作品群は、単なる娯楽を超えた前衛芸術として若者の心を捉えた。この時代、マイナーであることは美学であり、主流への拒絶こそが表現のアイデンティティだったのだ。