日本の空を取り戻した巨鳥の象徴。電柱の上の愛しい居場所から広がる、地方創生と生物多様性の劇的な最前線【2026年最新ルポ】
個体数の増加という明るいニュースの裏で、近年急浮上しているのが地球温暖化に伴う気象の過酷化だ。特に、近年の夏場に襲いかかる猛烈な危険酷暑と、局地的な線状降水帯による豪雨は、遮るもののない巣の上にいるヒナたちに容赦なく襲いかかる。
直射日光に長時間晒されたヒナが熱中症で命を落としたり、激しい雨風で巣ごと崩落する事故が相次いだ。これに対し、各地の保全チームは通気性と耐水性を兼ね備えた「日よけシェード」の導入や、補強フレームの改良を実施。自然の脅威からいかに幼い命を守り抜くか、現場では日々試行錯誤が続いている。